【健康コラム】体の酸化と抗酸化活性

【健康コラム】体の酸化と抗酸化活性

2021年9月14日

皆さんは健康食品や化粧品などのヘルスケア商品を手に取るとき、『抗酸化活性』を気にして選んでいますか?

気にしているという方でも、実はその詳しい意味をご存じないという方は少なくないのではないかと思います。

今回は体の酸化と、それに抗う抗酸化活性について、簡単にご説明いたします。

言うまでもなく、我々生物は、呼吸をしなければ生きていけません。

しかし、そもそもなぜ呼吸をしなければ生きていけないのでしょうか?

『酸素を取り込むためでしょ』と考えられた方、大正解です。

ヒトの体は、無数の酸化還元反応の連鎖によってできています。食べ物を食べてエネルギーを取り出すことも、栄養を基に体を作ることも、いずれも酸化還元反応です。

酸化還元反応は、平たく言えば物質間での電子の受け渡しです。酸化還元反応によって物質間を行き来した電子の、最後に行きつく先こそが、呼吸によって取り込まれた酸素です。

このように、酸素は体内では「最終電子受容体」と呼ばれる役割を担います。

さて、酸素と電子が出会うと、最終的には水になるのですが、その過程で非常に活性が高い酸素種『活性酸素種』を生み出します。

この活性酸素種は、免疫機能の一部としても働くのですが、過剰に発生してしまった場合に体にとって有害で、例えば、老化の促進や細胞のガン化、肥満・糖尿病などの生活習慣病の誘発など、様々な悪影響を及ぼすことが知られています。

このように体内に体にとって有害な量の活性酸素種が存在している状態を、我々は”体が酸化している”と表現しているのです。

体内の活性酸素種量は、日々の生活と密接に関係しています。

例えば不規則な食事、体への過度な負荷、飲酒・喫煙、紫外線・放射線への暴露などは、体の活性酸素種量を増やすリスクがあると報告されています。

反対に、いったん増加してしまった活性酸素種を行動によって減らすこともできます。

『抗酸化活性』と呼ばれる効果を持つものがそれにあたり、食べ物などから体内に取り込むことで効果を発揮します。

代表的な抗酸化物質には、ビタミンE(トコフェロール)やポリフェノール、カルテノイドなどがあります。

体内で合成されるものだけでなく、これらが豊富に含まれる食事を意識的に執ることで、過剰に産生された活性酸素種を除去することもできるのです。

美容と健康に気を付け、いつまでも元気な日々を送るためには、体の酸化リスクを低く保つことが肝要です。

日常の食事からこれら抗酸化物質の摂取を意識することは難しいという方も、まずはサプリメント等から体の酸化度ケアを行ってみてはいかがでしょうか?