【事業紹介】パラレジンジャパンコンソーシアム

2021年9月3日

(この記事はこちらの記事の続きです⇒【素材紹介】パラレジン)

近年、従来型の石油由来プラスチックの持つ環境負荷の高さを問題視する声が大きく、より環境負荷の少ない、自然由来のプラスチック”バイオマスプラスチック”に注目が集まっています。

プラスチックを石油由来からバイオマス由来に代替することで、なんと1トン当たりCO2量を1.86トン減らすことができるとされています。

我々が新規に開発・製造するミドリムシ由来のバイオマスプラスチック『パラレジン』もその一つです。

しかしながら、このバイオマスプラスチックには、まだまだ従来型プラスチックと比較するとコストが高く、なかなか市場に広がりにくいという側面もあります。

モノづくりにおいては一般に、製造する量が多いほど相対的に製造コストが低く抑えられる傾向にあります。

しかしバイオプラスチックにおいては、コストが高いがゆえに市場から需要が薄く、需要がないがゆえに多く作れずコストが高い、という、本末転倒な悪循環が起こってしまっています。

このような状況では、いつまでたっても石油由来のプラスチックから脱却できません。

我々は、Sustainability firstをフィロソフィーに掲げる企業として、何とかしてこのバイオプラスチックをめぐるジレンマを打破するべく、同じ志を抱く複数の企業・団体と共にコンソーシアムを立ち上げました。

その名も、『パラレジンジャパンコンソーシアム』です!

パラレジンジャパンコンソーシアムHP: https://pararesin.euglab.jp/

本コンソーシアムは、ユーグレナと日本電気株式会社(NEC)とセイコーエプソン株式会社の三社が主幹となり、パラレジンの普及を通じたバイオマスプラスチックのマーケット創出と、事業化の加速を目的に設立されました。

本コンソーシアムでは、古紙などの未利用糖源を活用してユーグレナを培養し、特有成分パラミロンからパラレジンを作成します。作成したパラレジンに様々な物性を与えることで、衣服から家電まで、身の回りの様々な物に使用する予定です。

コンソーシアムでは、この一連の流れにおける課題を、①未利用糖源の規格化、②ユーグレナの培養及びパラミロンの規格化、③様々なパラレジンの作成と規格化 の三つのパートに分けてそれぞれのワーキンググループで解決に向けて取り組みます。

本コンソーシアムには、すでに産・学・官にまたがる志を同じくする20を超える団体に参加していただいております。

日本政府が令和元年に掲げたプラスチック資源循環戦略では、2030年までに約200トンのバイオプラスチックを導入することを目標としています。

本コンソーシアムでは、その1/10量のバイオプラスチックをパラレジンで補うこと、すなわち、2030年までにパラレジンを20万トン市場に供給することを目標に活動しております。

資源が循環するサステナブルな社会づくりのために、今後とも活動してまいります!