生命活動の本質は、体の中で起こる無数の酸化還元反応の連鎖です。
食事や呼吸で体内に取り込まれた物質は、酸化還元反応の進み具合(酸化数)を変えながらエネルギーや体を作る物質の一部へと変化し、体内に取り込まれていきます。
さて、この酸化還元反応において、硫黄化合物は非常に重要な役割を果たします。
硫黄(サルファー)は、-2から+6までという非常に幅広い酸化数を取ることができます。これは、それだけ多くの酸化還元反応を行い、様々な物質になれるということ。
それゆえに硫黄化合物は、生体内の酸化還元反応のほぼすべてにかかわるといわれます。

少し大げさに言えば、硫黄化合物の量をみていれば、体の中で起きていることをおおよそ把握することができてしまうのです。
このような考えに従って、筑波大学の大津巌先生によって開発されたのが、サルファーインデックス解析法です(大津先生の研究室HPリンク:https://www.tsukuba1202.com/ )。
生体内に多く存在する硫黄化合物が網羅された超高感度な検出機(LC-MS/MS)を用いて、検出します。
この解析法を用いることで、様々なことがわかります。
例えば、ある環境に置かれた生き物がどの程度のストレスを受けたのか、体の抗酸化を謳う健康商品の抗酸化度がどの程度なのか、あるいは収穫した野菜の真の意味での”新鮮さ”はどの程度なのかなどなどです。
株式会社ユーグレナでは、開発者の大津先生のご協力の元、このサルファーインデックス解析を様々な商品開発に役立てているほか、受託解析も行っております。
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